カネカ、四半期売上、過去最高を更新
㈱カネカ(東京都港区、田中稔社長)はこのほど、2022年3月期第1四半期(21年4月1日~6月30日)決算報告書を公開した。売上高は対前年同期比29.6%増の1,641億600万円、営業利益は同483.9%増の118億4,800万円、経常利益は同1207.6%増の107億6,500万円だった。
海外市場を中心に先端事業・コア事業ともに強いモメンタムを継続しており、四半期として、売上高は過去最高を更新した。
セグメント別では、Health Care Solutions Unitは、売上高が同13%増の132億2,000万円、営業利益が同0.5%増の23億1,000万円だった。Nutrition Solution Unitは、売上高が同10.6%増の397億5,300万円、営業利益が同72.9%増の6億200万円だった。
Supplemental Nutritionは、欧米を中心に還元型コエンザイムQ10の販売が好調に推移。乳酸菌は、米国での販売基盤を強化し、拡販につながっている。
Food&Agrisは、国内の製パン市場が緩やかな回復基調となるなか、油脂原料の大幅上昇の影響を受けた。現在、高付加価値品の拡販に注力している。「別海ウェルネスファーム」が稼働し、サステナブル社会への貢献や本物志向の乳製品の品ぞろえ強化を加速する。