カネカ、北海道に医療機器工場を新設
約100億円を投資 グローバルに事業拡大
㈱カネカ(東京都港区、田中稔社長)はこのほど、北海道の苫小牧東部産業地域に、医療機器の工場新設を決定したと発表した。投資金額は約100億円、2024年5月の稼働を予定している。
新工場は、製造プロセスの自動化、高度化による生産性の高いスマート工場とし、世界の旺盛な需要に対応してグローバルな事業拡大を加速する。
同社はMedical Solutions Vehicle (Medical SV)において、医療機器を国内外に事業展開している。今回生産を予定している医療機器は、米国での適応拡大もあり、着実に販売数を伸ばしている。今後、米国、中国などで需要の急拡大が見込まれ、今回の工場新設による供給基盤の確保によって、飛躍的な事業拡大を図る。
今回の北海道新工場建設を含めて、この領域の事業展開をさらに飛躍させ、30年にHealth Care SUの売上高3,000億円を目指す。
(冒頭の写真:新工場のイメージ図)