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カゴメ、25年12月期第3四半期決算発表 通販が前年同期比5%増で業績をけん引

 カゴメ㈱(愛知県名古屋市、東京都中央区、山口聡社長)はこのほど、2025年12月期第3四半期(2025年1月1日~9月30日)決算短信を発表した(連結)。売上高は前年同期比4.4%減の2,163億900万円、営業利益は同46%減の176億4,200万円だった。

 同社は、22年12月期から4年間を対象とする中期経営計画の下、「食を通じて社会課題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業」を目指している。基本戦略である「4つのアクション(①野菜摂取に対する行動変容の促進、②ファンベースドマーケティングへの変革、③オーガニック・インオーガニック、両面での成長追求、④グループ経営基盤の強化と挑戦する風土の醸成)の有機的連携による持続的成長の実現」に取り組み、さらなる企業価値の向上に努めている。

 国内加工食品事業においては、飲料や調味料等の製造・販売を行っている。植物性ミルクの新領域の挑戦に加え、各カテゴリーの需要拡大に注力し売上は同0.7%増の1,156億8,400万円となった。一方で、原材料などの製造費用の継続的な上昇や戦略的な広告費の投下などにより、利益は同13.7%減の112億9,500万円となった。
 各カテゴリーで見ると、「野菜生活100」シリーズ、トマトジュース、「野菜一日これ一本」などの飲料カテゴリーは、トマトジュースが引き続き好調。血圧が高めの人への訴求を強化することで新規ユーザーを獲得することができたという。また、「野菜生活100」シリーズは、発売30周年を迎え「家族の健康飲料」としてのプロモーションを推進した。これらの結果、同カテゴリーの売上は、同0.8%増の628億5,300万円、利益は原材料などの製造費用の上昇を受け、同21.1%減の63億5,400万円となった。

 野菜飲料、サプリメント、スープ等の通信販売「健康直送便」の通販カテゴリーは、広告費の戦略的投下などにより、野菜飲料やスープが好調に推移。その結果、同カテゴリーの売上は同5%増の100億7,600万円、利益は同20.8%増の7億1,200万円となった。

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