カゴメ㈱（愛知県名古屋市、山口聡社長）はこのほど、アーモンドミルクブランド 「アーモンド・ブリーズ（R）」を持つ Blue Diamond Growers 社と製造・販売のライセンス契約を締結したと発表した。9月から製造・販売を開始する予定。

　Blue Diamond Growers 社は、世界最大のアーモンド産地である米国カリフォルニア州に本社を構えるアーモンド加工販売企業。約3,000軒の契約農家から高品質なアーモンドを調達し、加工して世界に供給している。1910 年に農業協同組合として設立されて以来、「アーモンドの恵みを世界中に届ける」という使命を持ち、アーモンド産業の拡大を牽引している。

　「アーモンド・ブリーズ（R）」は、カリフォルニア・アーモンドの本来のおいしさを生かしたすっきりとした甘さが特徴。現在、北米・欧州・アジアなど世界 100カ国以上の国・地域で販売され、日本では2013年から販売されている。

　カゴメは、野菜の他、大豆やアーモンドなどの植物性素材も成長領域として注目しており、現在、大豆を活用したカレーやパスタソース、シリアルなどの市場浸透に取り組んでいる。 日本国内のアーモンドミルク市場は、健康志向や美容意識の高まりなどを背景に年々拡大しており、同社としてはこのトレンドは中長期的に続くと考えている。今回の契約は、植物性素材を活用した商品の拡充による成長戦略の一環と位置付けているという。カゴメの開発、マーケティング、営業などのリソースを生かし、「アーモンド・ブリーズ（R）」のおいしさや健康価値、またBlue Diamond Growers 社と契約農家のアーモンドへの思いを多くの生活者に届けることで、日本のアーモンドミルク市場において新しい需要を創造できるよう取り組むとしている。