オークローンマーケティングに課徴金517万円~消費者庁
消費者庁は9日、EMS腹筋ベルト『スレンダートーン アブベルト』を販売していた㈱オークローンマーケティング(愛知県名古屋市、青谷宣孝社長)に対し、景品表示法違反に基づく課徴金517万円の支払いを命じた。同社は2022年4月11日までに違反金を支払わなければならない。課徴金対象期間は2018年12月20日から19年6月15日まで。
同社はBS放送のショッピング番組「ショップジャパン」で、「102.4センチあったウエストはなんと88センチに。驚きのマイナス14.4センチ」、「なんと、マイナス19.6センチのお腹引き締めに成功。出産前のお腹を取り戻した」などと宣伝。同品を腹部に使用すれば、電気刺激によって腹部の筋肉が鍛えられることによって、1カ月または6週間で腹部の痩身効果が得られるかのような表示を行っていた。同社が提出した表示の裏付け資料は合理的な根拠を示すものではなかった。
また、「スレンダートーンと適切な栄養管理も行った結果です」、「個人の感想であり、効果には個人差があります」などとの打消し表示を行っていたが、消費者庁は「一般消費者が表示から受ける商品の効果に関する認識を打ち消すものではない」と判断した。
(冒頭の写真:優良誤認表示例/消費者庁発表)