ウーロン茶に血中脂質抑制効果
国立栄研、HFNetに有効性情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は18日、素材情報データベース(HFNet)に「茶」に関する有効性情報を追加したと発表した。
空腹時中性脂肪値が正常値から高めの日本の成人20人(34~63歳)を対象に二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験を実施した。
早朝空腹時に脂質負荷食(コーンスープ、バター、ラード:総脂質量40g)とともに、ウーロン茶重合ポリフェノール68mg(ウーロンホモビスフラバン換算として277.1μg/mL)含有ウーロン茶を摂取させたところ、ウーロン茶重合ポリフェノール(ウーロンホモビスフラバン換算として33.7μg/ml)含有茶飲料と比較し、血中脂質(摂取5時間後のTG、摂取後5時間までの中性脂肪 AUC)の上昇抑制が認められたという。