（有）バイオヘルスリサーチリミテッド（東京都文京区、池田秀子社長）が日本総代理店を務めるLGC社（英国）のサプリメントを対象としたアンチドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス認証」について、取得までにかかる時間が短縮化されることが、ウェルネスニュースグループの取材でわかった。

　インフォームドチョイス認証は、製造工程監査（原材料と製造工程の品質管理レビュー）のSTEP１と、製品分析のSTEP2の2段階に分かれる。池田社長は「認証開始当初は、STEP１の段階で受託製造企業にアンチドーピングに特化したGMP（適正製造基準）の書類などを一からそろえてもらう必要があり、その対応にかなりの時間がかかった」と話す。しかし、過去2年間で、50社を超える受託製造企業の品質管理に関する基礎書類がそろったことから、今後はSTEP1の工程が大幅に短縮化されると説明している。

　また、年内に「製造工場認証」サービスを開始する予定だ。現在、その取得の準備を進めている受託製造企業が1社あるという。「工場認証を取得した工場で製造することにより、認証取得を希望する企業は認証費用を2割ほどカットできる」（池田社長）としている。

　LGC社のアンチドーピング認証には、「最終製品」「原材料」「製造工場」の3種類があるが、これまで国内で行われていたのは最終製品と原材料の認証だけだった。