イミダゾールジペプチドにMCI改善作用
東京大学の久恒辰博准教授らの研究グループはこのほど、軽度認知症(MCI)を対象にしたイミダゾールジペプチドの摂取効果を確認し、その結果がAging誌にアクセプトされたと発表した。
従来の認知機能試験では、イミダゾールジペプチド1000mg摂食としていたが、半分量の500mgでも軽度認知障害の方に有効な効果が得られたことを報告した。また、イミダゾールジペプチドは認知症の炎症に深くかかわる、HClOのスカベンジャーであることから、活性酸素種の除去という点でも考察されているという。
同研究で使用されたイミダゾールジペプチドは、東海物産㈱(東京都千代田区、池田隆一社長)の鮭由来のイミダゾールジペプチド(アンセリン)製品。