イズミ、あじフライで食品表示基準違反 農水が立入検査、84店舗で3万パック販売
農林水産省は16日、ゆめタウンを展開する㈱イズミ(広島市東区、山西泰明社長)に対し、食品表示法に基づき表示の是正指示を行った。
昨年11月15日~今年1月30日までの間、農林水産省中国四国農政局がイズミとイズミゆめタウン高梁(岡山県高梁市)に対して立入検査を行ったところ、イズミ傘下店舗においてベトナムから輸入された冷凍食品を解凍し小分けしたそうざい半製品『塩麹熟成長崎県産一口あじフライ』について、原産国名である「ベトナム」を表示せず、昨年6月26日~11月15日までに合計3万705パック(約6,448kg)を、ゆめタウン大牟田(福岡県大牟田市)など84店舗で販売していた。
農水省は、食品表示法第4条第1項で定められた食品表示基準第3条第2項「原産国名」の項の規定に違反するとして処分した。
イズミは表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止対策の実施などについて3月18日までに国に報告書を提出しなければならない。
同社は公式サイトで「食品表示欠落に関するお詫びとお知らせ」を掲載している。
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