アルロースに新表示、「糖の吸収抑える」 【7日機能性表示食品届出更新】松谷化学工業が届出
機能性表示食品の届出情報公開データベース(DB)の更新が7日にあり、届出番号H324から同330まで7件の新規届出が公開された。内訳はサプリメント形状が5件、その他加工食品が2件。取り下げに関する情報公開は今回もなかった。
既存機能性関与成分のアルロースについて、新たなヘルスクレームを行う届出が2件公開された。「糖の吸収を抑えて食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています」、また、「糖の吸収を抑える機能があることが報告されています」というもの。
これまでは、「日常生活(安静時や日常活動時)のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています」や「運動時の脂肪の燃焼を高める機能があることが報告されています」といった、脂肪の消費や燃焼に関する機能表示が届け出されていた。
いわゆる「希少糖」の1つに数えられるアルロースを機能性関与成分に含む届出が初めて行われたのは2021年9月。当初、「プシコース(アルロース)」の名称で届出が進められたが、今年7月以降の届出では「アルロース」に変わっている。届出者の松谷化学工業㈱(兵庫県伊丹市)のホームページによれば、プシコースは海外だとアルロースと呼ばれるという。
この日の更新は、9月に入ってから2回目。2回の更新で公開された新規届出は、17件にとどまる。
(冒頭の画像:松谷化学工業が届け出たスティックシュガー『アストレアプロG』の表示見本。消費者庁の届出情報公開DBから一部切り抜き)