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アミノアップ、CO2削減を促進

 ㈱アミノアップ(北海道札幌市、北舘健太郎社長)はこのほど、経済産業省北海道経済産業局より「エネルギー利用環境負荷低減事業適応計画(カーボンニュートラルに向けた投資促進税制)」の認定を受けたと発表した。

 同社は、自社の事業活動で排出されるCO2排出量の削減目標を事業計画として掲げ、その実現に向け継続的に取り組んできた。今回認定を受けた事業計画では、付加価値の創出と環境への負担低減を両立し、2023年度までに炭素生産性を25.1%(2020年度比)向上させることを目標としている。

 計画初年度に、工場・事務所の屋上に太陽光パネルを増設し、工場機械室内に蓄電池を設置する。さらに、製造工程の見直しにより、エネルギー効率に優れた機械装置(スプレードライヤー機)を導入する。計画2年度目では、太陽光パネルと蓄電池を全期間に渡り活用すると同時に、製造工程の見直しによって導入したスプレードライヤー機による生産を開始し、炭素生産性を向上させていく。

 11年に竣工したエコハウス棟、AHCC棟においては、太陽光発電による室内照明、自然採光、雨水の利用、地中熱を利用した空調・床冷暖房システム、備蓄した雪を利用する雪冷房システム、工場排熱の再利用など、70項目の環境に配慮した構造・機能を導入し、自然エネルギー活用によりCO2排出量削減を実現している。また生物多様性への配慮として、周辺自然林との連続性を持たせた植栽エリアや在来樹木の植栽、動植物を定期的に観察する環境調査など、周辺環境の特性に基づいた保全にも努めている。

 同社では、「今後もこうした取り組みをより一層充実させ、CO2排出量削減を含む地球環境保全活動を継続する」としている。

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