アサヒ飲料、別府市と包括連携協定 入浴と炭酸水飲用を通じた健康増進を図る
アサヒ飲料㈱(東京都墨田区、米女太一社長)は27日、大分県別府市と健康増進を目的とした包括連携協定を締結したと発表した。
同社は、炭酸飲料のリーディングカンパニーとして、近年では、特に炭酸水に関連する研究にも力を入れている。別府市は「新湯治・ウェルネスツーリズム」を掲げ、古くからの湯治文化を継承しつつ、温泉地と自然、歴史・文化、食などの地域資源を組み合わせ、データに基づく科学的根拠なども取り入れながら、「医療・美容・健康」をテーマとして特別な体験ができる「コト」を主眼とした「新たな観光のかたち」を目指している。
連携事業の第1弾として、温泉入浴環境が暑熱環境にあることから、入浴後の強炭酸水の飲用が市民や観光客の心身の爽快感や気分の改善に寄与するかを検証する。次に、強炭酸水の日々の飲用が食生活や健康意識の改善に寄与するかを検証する。
これらの検証や検証結果を活用した啓蒙PR活動、強炭酸水の効果と別府市の健康・観光課題をかけ合わせた事業展開を通じて、別府市の地方創生の推進、新湯治・ウェルネスツーリズム構想の実現を目指すとしている。