消費者庁は8日、機能性表示食品の届出情報公開データベース（DB）の更新を行い、届出番号H239から同253まで15件（サプリメント形状7件、その他加工食品8件）の新規届出を公開した。DB更新は5日にも行われていた。

　8日の更新には、アサヒグループ食品㈱（東京都墨田区）として初のコラーゲンペプチドを機能性関与成分にした、その他加工食品の届出が含まれる。

　同社の主力美容食品ブランド『パーフェクトアスタコラーゲン』シリーズから、パウダーとドリンクの2製品を同時に届け出た。同2製品は、豚由来コラーゲンペプチドとともにアスタキサンチンを機能性関与成分にしたもの。肌の健康にかかわる働きを訴求する。ヘルスクレーム（届出表示）は以下のとおり（2製品共通）。

　「本品にはアスタキサンチンと豚由来コラーゲンペプチドが含まれます。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌のうるおいを守る機能性が報告されています。また、豚由来コラーゲンペプチドには、肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つ機能性が報告されています」。

美容食品素材の定番コラーゲンペプチド　大手からの届出もじわり

　コラーゲンペプチドを機能性関与成分とし、肌に対する働きを訴求する機能性表示食品の届出が初めて公開されたのは2018年初頭。その後、肌の潤い維持から弾力の維持まで、ヘルスクレームの領域を拡大させていった。最近では、「紫外線により肌が赤くなりやすい方の肌を紫外線刺激から保護するのを助ける機能性があることが報告されています」といったヘルスクレームも公開。現在までに、㈱ファンケル、森永製菓㈱、㈱明治、江崎グリコ㈱、㈱アテニア、㈱エミネット、常盤薬品工業㈱、イオントップバリュ㈱──などから累計32件が届け出されている。

【石川 太郎】

（冒頭の画像：アサヒグループ食品が届け出た『パーフェクトアスタコラーゲン パウダー レッドプレミア』の表示見本。消費者庁の届出DBより）

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