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アクリルアミド摂取量と肺がんリスクに関連見られず

(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センターは6日、コホート研究の結果、食品に含まれるアクリルアミドの摂取量と、肺がんの罹患リスクの間に関連が見られなかったと発表した。

 研究は、1995年と98年に全国の9地域に在住していた45~74歳の人のうち、肺がんでなかった約8万5,000人を対象に実施。2013年まで追跡し、調査結果に基づいてアクリルアミドの摂取量と、肺がんの罹患との関連を調べた。追跡調査中に男性1,187人、女性485人が肺がんに罹患した。

 アクリルアミドの摂取量が最も少ないグループを基準とし、その他のグループと罹患リスクを比べた。その結果、アクリルアミドの摂取量と肺がんの罹患リスクの間に、統計学的な関連は認められなかった。

 日本での食物由来アクリルアミドの主な摂取源は、コーヒー・緑茶、菓子類、野菜、ジャガイモなど。日本人のアクリルアミドの摂取量は、欧米と比べて少ないことが報告されている。

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