アイメックRD、ウェルネスライフジャパン展で健康セミナー開催
(株)アイメックRD(東京都中央区、大澤裕樹社長)は6日、第5回ウェルネスライフジャパン展のイベント会場で「ニューノーマル時代の機能性表示食品産業 免疫第一号登場!」と題して健康セミナーを開催した。(株)グローバルニュートリショングループの武田猛代表、(株)インテグレートの藤田康人代表を講師に迎え、機機能性表示食品市場の最新動向を紹介した。
武田代表は、「ニューノーマル時代に向けての免疫機能性表示食品開発のノウハウ」について講演。8月に消費者庁が公表した免疫機能を持つ機能性表示食品について解説した。免疫機能を持つ機能性表示食品を届け出たキリンビバレッジ(株)とキリンホールディングス(株)の届出資料には、「アウトカムの設定にあたっては、欧州食品安全機関(EFSA)が発行しているガイダンス『Guidance on the scientific requirements for health claims related to the immune system,the gastrointestinal tract and defence against pathogenic microorganisms, 2016』を参考にした」との記載があるとし、EFSAのヘルスクレームについて詳しく説明した。
藤田代表は、機能性素材・食材という観点から見たマーケティングアプローチについて解説した。BtoBtoC戦略の鍵は「誰かが作ってくれた市場の横にポッカリ空いた穴を狙うことが必要」とし、「斜めずらし戦略」という独自のマーケティング手法を紹介した。これは徹底した市場調査に基づき、開発者の盲点を突く商品設計コンセプト。例えば、睡眠を訴求するサプリメントでは「深い眠り」や「早い眠り」をコンセプトとしがちだが、そこに「すっきりした目覚め」という新たなコンセプトを打ち出し、従来の市場とは違ったマーケット形成を行うという。
今後、アイメックRDと前述の2社が協業し、ヘルスケア分野における事業・商品コンセプト開発からマーケティング戦略立案・実施、機能性エビデンスや機能性表示食品の届出に至るまで、一気通貫で行う「統合型機能性食品開発戦略サービス」の提供を開始する。
(冒頭の写真:セミナー会場の様子、文中の写真:(左から)武田猛氏、藤田康人氏、大澤裕樹氏)