なくす会、申入れ活動2件を公表
アルトルイズムとツインガーデン社について報告
適格消費者団体の(特非)埼玉消費者被害をなくす会(さいたま市浦和区、池本誠司理事長)は15日、㈱アルトルイズム(福岡市中央区)から昨年11月30日付で届いた回答書をホームページで公開した。
同社は、2018年4月9日~10月23日までの期間、自社ウェブサイトで販売する健康食品『黒フサ習慣 ブラックマックスS』について、同製品を摂取すれば白髪が艶のある黒髪に変わるかのような広告を行っていたとして消費者庁から措置命令を受けている。また、19年6月には課徴金納付命令を受けている。
なくす会は同社に対して、ホームページやメールマガジンで措置命令の具体的な表示内容を示し、返品・返金措置を求めていた。また、購入者からの返金の申し出時期がいつだったのか、問い合わせを行っていた。
それに対してア社は、なくす会とのやりとりを購入者を超えた一般者に無制限に公開することの非を指摘し、公開が元で同社が損害を被った場合は損害賠償請求を行うとして、一貫して回答を拒んでいる。
また、なくす会はツインガーデン㈱(東京都渋谷区)に対する申入れ活動についても報告。同社が販売するサプリメントに関するWeb広告の一部表示について、使用停止または適切な内容に修正することを求めていたところ、「概ね改善されたことが確認できた」ため、申入れ活動を終了したと発表した。