たんぱく質や食物繊維を意識した食事、内臓脂肪を減少
花王(株)(東京都中央区)ヘルスケア食品研究所・生物科学研究所と京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室の坂根直樹室長らによる研究グループはこのほど、(1)脂質を減らしてたんぱく質を増やす、(2)糖質を取るなら食物繊維を一緒に、(3)脂質を取るならオメガ3という食事法の継続により、内臓脂肪が減少することを確認したと発表した。
試験は、肥満から肥満気味の男性21人(平均年齢41歳、平均BMI25.2kg/平方メートル)を対象に実施。対象者を2つのグループに分けて、同食事法による食事(試験食)、またはコントロール食を摂取してもらった。開始から1、2週間後に、内臓脂肪面積や血中成分などを測定した。
その結果、試験食を継続摂取すると、コントロール食を継続摂取した場合と比べて、内臓脂肪が大幅に減少した。また、LDLコレステロールや中性脂肪なども減少したと報告している。