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がんと糖尿病の合併、認知症リスク上昇

(国研)国立がん研究センター社会と健康研究センターは2日、多目的コホート研究(JPHC研究)の結果から、がんと糖尿病の合併が軽度認知障害・認知症のリスクを上昇させると発表した。

 1990年に長野県内の8町村に在住していた40~59歳の約1万2,000人のうち、2014~15年に行った「こころの健診」の参加者で脳卒中に罹患した人を除いた1,244人のデータに基づき、中年期のがん、糖尿病の罹患と、軽度認知障害・認知症との関連性を調べた。

 「こころの健診」で1,244人のうち421人が軽度認知症、60人が認知症と診断された。がんと糖尿病について、罹患していなかったグループと罹患していたグループのその後の軽度認知障害・認知症のリスクを比較した。

 分析の結果、糖尿病のないグループと比較して、糖尿病に罹患していたグループでは認知症リスクの上昇が認められた。また、がんと糖尿病のどちらにも罹患していないグループと比較したところ、がんと糖尿病の両方に罹患しているグループでは、軽度認知障害・認知症のリスクが高くなったと報告している。

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