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いわゆる健康食品『ケトジェンヌ』、原因成分の特定できず~厚労省

 いわゆる健康食品『ケトジェンヌ』(販売会社:(株)eCycle、現在は(株)TOLUTO)による健康被害の発生について、厚生労働省は20日、食品衛生分科会新開発食品調査部会に調査の中間報告を行った。現時点では、健康被害の原因成分を特定できていないと説明した。

 『ケトジェンヌ』による健康被害が多発した問題は、消費者庁が昨年9月6日に行った注意喚起によって発覚。事故情報データベースには、短期間に89件の事故情報が登録された。これを受けて、厚労省は都道府県に対し、同製品による健康被害情報を報告するように依頼した。

 その結果、20の自治体から計22人の健康被害情報が寄せられた。内訳は下痢・腹痛などの消化器症状が15件、じんましんなどの皮膚症状が7件、咳が1件(延べ件数)。このうちの8件については、医療機関に受診していた。

 また、厚労省は原因究明のために昨年11月、国立医薬品食品衛生研究所に調査を依頼。医薬品成分や各原材料などを調べたが、原因成分の特定には至っていないという。

 出席した委員からは、「調査項目は網羅的に見えるが、たんぱくのアレルゲンは入っていない」という指摘も出た。厚労省は引き続き原因究明を行い、今年度末に最終報告を取りまとめる方針を示した。

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