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【年頭所感】GMPという重責を担う

(一社)日本健康食品規格協会(JIHFS) 理事長 池田 秀子 氏

 新年あけましておめでとうございます。
 2年間にわたるコロナ禍にあっても健康食品市場が堅調な推移を示したことは、健康食品が消費者に定着していることの証であると言えます。

 しかし、健康食品全体の市場サイズはアガリクス問題で打撃を受けて以来、当時の市場規模を大きく超えるまでには至っていません。一方、米国市場に目を転じると、サプリメント市場は弛まぬ成長を続け、今では約5兆円を超えるまでになっています。しかもこれは錠剤、カプセル状等の形状の製品のみの数字であり、これからすれば、わが国においても健康食品、なかでも医薬品的形状をとるサプリメント市場の伸びしろはまだ大いにあると思われます。それにもかかわらずなかなか突破できない市場停滞の理由を問い直し、これに取り組む必要がありそうです。

 即座に浮かぶのは、今も健康食品に慎重な態度を持ち続けている消費者がまだ多いという課題です。その人たちは健康食品の有効性や情報の客観性を疑っているかも知れませんし、品質や安全性に信頼を置いていないのかも知れません。また、何を選べばよいのか分からないのかも知れません。この「・・・かも知れない」を解消し、本当に消費者に役立ち、理解される製品の提供をしていくことが今でも一番の課題だと思います。

 一定の品質と安全性はGMPでカバーできます。当協会は2005年から最終製品と原材料を対象にGMP認証を開始しましたが、その役割は本当に重いものです。
今年は認証企業がその役割をさらに深め、着実にその力を蓄えて発揮できるよう、規範の改訂とサポート体制の充実に努めてまいります。皆様のご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。

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