【年頭所感】市場の健全な発展に貢献
(一社)国際栄養食品協会(AIFN)理事長 天ヶ瀬 晴信 氏
新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウィルスによる世界的パンデミックが続き、本当にさまざまなことがあった2021年も明けて、2022年となりました。旧年中は皆様の多大なるご支援をいただきまして誠にありがとうございました。謹んで御礼申し上げます。
コロナ禍は引き続き最大の関心事で、ワクチンの3回目の摂取も始まっていますが、変異株の出現も気になります。医薬品の開発と共に、コロナ禍での市場の要求の変化に伴い、食品の免疫系の機能にも期待が高まっています。免疫系の機能性表示の規準として参考となる抗加齢協会の規準も公表されました。
機能性表示食品の届け出件数は、21年末現在5,000件に近い数に上っており、地方も含め、企業や行政の活動も活発で、アカデミアにおいても真摯にこれらに向き合う研究者も多いと感じます。真摯な態度で産業を活性化し、この惨禍に対峙していくことが求められています。
コロナ禍の副産物の1つに、ウェブ会議の普及があります。展示会などのリアルでの面談にはかなわないものの、何とか交流や意見の交換を交わすことができる、長時間を掛けた移動なしでも画面を介した面談が可能になったことは、刮目すべきことです。今後も時に応じてこのような手段を織り交ぜながら産業に役立てることが賢いやり方になっていくのでしょう。
当協会は、加盟各社・団体と協力して、引き続き関連団体や関係省庁、アカデミアなどと連携を深め、また、グローバルな視点から、海外関連機関とも協力して、積極的な活動を通じて、市場の健全な発展と国民の健康に貢献したいと考えます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げますと共に、今年が皆様に取りまして輝かしい年になりますことを祈念いたします。