キッコーマン食品㈱（東京都港区、中野祥三郎社長）の『いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ』は今年、生誕10周年を迎える。
　同社は、2010年に「いつでも新鮮」シリーズを発売。火入れを行なわず、鮮やかな色・さらりとした旨み・穏やかな香りなどの特徴を持つ『いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ』については、それにふさわしい新たな容器が開発された。

　翌2011年、ボトルの中にしょうゆが詰められた内袋が入っている「二重構造スクイズボトル」と、しょうゆは通すがしょうゆが詰められた内袋には空気が入らない「ダブル逆止弁キャップ」を採用した革新的な卓上ボトルが誕生したのである。
　「おいしい記憶を作りたい」と使用するシーンまで想像して容器にまで工夫をこらす同社の姿勢は、すでに1961年に発売され「立体商標」にも登録された卓上びんでもいかなんなく発揮されている。先輩社員のDNAが次代にもしっかりと受け継がれていることが分かる。

（写真：（左）1961年に発売した『しょうゆ卓上びん』。2011年には右の『いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ』（200mlサイズ）が発売された。なおシリーズ商品としては、血圧高めのユーザーに向けた機能性表示食品『いつでも新鮮 大豆ペプチド減塩しょうゆ（だし入り）」』なども発売している）