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「2020年版食事摂取基準」検討会報告書を公表、来年1月に告示~厚労省

 厚生労働省は24日、「『日本人の食事摂取基準』策定検討会」の報告書を取りまとめ、公表した。2020年度から使用する新たな基準を来年1月に告示し、4月1日から適用する。

 高齢者のフレイル予防を目的に、総エネルギー量に対して、たんぱく質由来エネルギー量が占める割合について、65歳以上の「目標量」の下限を現行の13%エネルギーから15%エネルギーに引き上げる。

 生活習慣病予防を推進する観点から、ナトリウムの成人の「目標量」を0.5g/日引き下げる。さらに、高血圧と慢性腎臓病の重症化予防のための量を設け、6g/日未満(食塩相当量)と規定。コレステロールは脂質異常症の重症化予防のための量を設定し、200mg/日未満が望ましいとしている。また、飽和脂肪酸とカリウムについては、小児の「目標量」を新設する。

 ビタミンDでは「目安量」を設ける。米国・カナダの食事摂取基準で示されている「推奨量」から、日照による産生量を差し引いて設定する。

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