花王㈱（東京都中央区、長谷部佳宏社長）はこのほど、若手社会起業家の育成を支援するプログラム「花王社会起業塾」の2022年度塾生募集を開始した。期間は、7月6日正午まで。「これからの新しい生活文化をつくる」をテーマに、社会の変化を先取りし、多様な新しい視点で、生活者に寄り添い、よりよい暮らしや働き方などに向けた基盤づくりに取り組む社会起業家を3組（団体）支援する。

　同社は、2010年より、特定非営利活動法人ETIC.（エティック）と協働で、社会課題をビジネスの手法で解決する若手社会起業家の育成支援を行う同塾を実施している。これまで、子どもの貧困と教育格差、ワーク・ライフ・バランス、QOLの向上、障がい者の自立などのテーマで、35組の社会起業家を支援してきた。

　今年度は、これまでのエッセンスをもとにプログラムを再検討し、対面研修とオンライン研修を掛け合わせたプログラムへと再設計したことで、仮説・検証「学びと実践」に集中しやすい環境をつくり、事業のさらなる加速を後押しする。
　プログラムでは、第一線で活躍する経験豊富なメンターや専門家、社会起業塾OB・OGをはじめとする先輩起業家とのメンタリングの機会を豊富に提供する。メンターからの問いかけを通じて、課題の本質をつかみ、事業の軸を定めながら、事業戦略を磨きあげる。
　募集・選考は、エティックが主催する「社会起業塾イニシアティブ」を通じて行う。

　同社では、今後も、こころ豊かな未来と、人と地球が共に生きる持続可能な共生世界の実現をめざし、同社ならではの視点で、若手社会起業家の支援を通じ、次世代を育む人づくりと新しい社会的価値の創造に寄与するとしている。

応募方法、プログラム内容はコチラ

（冒頭の写真：事業基盤や戦略を徹底的に磨きあげる研修の様子/同社リリースより）