「便乗値上げや不当表示に厳しく対応」 新井ゆたか消費者庁長官が挨拶
消費者庁は1日、「新旧長官・次長・政策立案総括審議官による職員への挨拶式」を行った。
1日に着任した新井ゆたか長官は、「物価が上昇する中、消費生活を脅かす便乗値上げや不当表示については、これまで以上に厳しい目で対応を行う。依然としてコロナ禍で制約はあるものの、できる限り現場に足を運び、直接話を聞き、消費者の悩みに向き合っていきたい。消費者庁には他省庁や民間など、さまざまな分野の知恵が結集している。その多様性を武器にして、共通のミッションを掲げ取り組んでいきたい」と抱負を語った。
退任した伊藤明子前長官は、「就任してまもなくコロナ禍となり、マスク着用、テレワークの呼びかけなど異例の対応に追われた。現場に足を運ぶなど直接話を聞く機会は限られたが、一方でオンライン化によるメリットも見出すことができた。消費者行政には終わりがない、新体制のもと、消費者に寄り添った取り組みを進めてもらいたい」と挨拶した。