厚生労働省は2日、11月4日にオンラインで開催した「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会器具・容器包装部会」の議事録を公表した。議題は「器具又は容器包装を製造する営業に関する基準について」他。
　
　協議の中で、食品衛生法52条に基づく食品衛生法施行規則65条の五について、法58条のリコール制度に合わせるかたちで、問題発生時の対応について「食品衛生上の危害の発生の防止に必要な限度において、取り扱う器具又は容器包装に関する情報の提供に努めること」を追加。
　また、製造に使用した原材料及び製造した器具又は容器包装の一部を必要に応じて「保存すること」という規定について、「保存するように努めること」とした。
　これは、食品と異なり、器具・容器包装の市場での流通期間は、器具・容器包装の種類により多様なため同基準が現実的でない場合があることを理由としている。

　最後に、４月26日から７月15日までの間に行った意見募集について、事務局から説明が行われた。

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