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「ビフィズス菌N708株」の効果を発見 日清食品、“ストレスによる下痢を軽減する”ことを臨床試験で実証

 日清食品ホールディングス㈱ (東京都新宿区、安藤宏基社長)はこのほど、日清食品グループが保有する「ビフィドバクテリウム・ブレーベ N708 (ビフィズス菌N708株)」が、ストレスによる下痢を軽減することを臨床試験で明らかにしたと発表した。

 同グループのグローバルイノベーション研究センターでは、健康科学に関する専門研究部門を設け、乳酸菌のさまざまな健康効果に関する研究を進めている。

 試験は、日常的にストレスを感じ、腹痛および腹部の不快感を伴う下痢に悩んでいる成人63人を2群に分け、一方の31人には「ビフィズス菌N708株を含むタブレット (被験食) 1粒」、もう一方の32人には「ビフィズス菌N708株を含まないタブレット (プラセボ食) 1粒」を8週間、1日1回摂取させた。
 消化管症状を評価する質問票「出雲スケール」(消化管全般 (上部から腹部消化管) の症状を把握するために島根大学医学部が考案した質問票)の結果を基に、強いストレスを感じた時に起こる下痢に悩んでいた被験者(20人)について解析した結果、被験食を摂取した被験者は、「出雲スケール」の“強いストレスを感じた時に起こる下痢で困ったこと”に関する項目が、摂取8週目においてプラセボ食を摂取した被験者に対して有意に改善した。

 これらの結果から同社では、「ビフィズス菌N708株」に炎症を抑える作用があることを細胞実験によって発見、この「ビフィズス菌N708株」を継続的に摂取することで、ストレスによる下痢を有意に軽減する効果があることが実証されたとしている。

 同社では今後、「ビフィズス菌N708株」の詳細なメカニズムと、ストレスによる下痢を軽減する機能性について研究を続け、健康不安を抱える人のニーズに応えるとしている。

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