（公財）日本健康・栄養食品協会（JHNFA）の矢島鉄也理事長を訪ね、昨年12月から今年3月まで3回にわたって行われた「疾病リスク低減表示トクホ検討会」について見解を聞いた。矢島理事長は同検討会の委員を務めた。

　検討会が取りまとめた報告書「今後の運用の方向性」の展望、矢島理事長が検討会で示した提出資料、特定保健用食品（トクホ）の担う役割などについて質問した。
　矢島理事長は、「時間をかけて、丁寧にトクホ制度全般の議論を進める」とし、将来的にはトクホだけではなく、健康食品産業全体をどうするかを考える必要があると述べた。

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＜矢島鉄也氏プロフィール＞
1982年3月　千葉大学医学部卒業
4月　厚生省入省　千葉県立病院、保健所で初期臨床研修
1988年4月　福井県　　　厚生部　保健予防課長
1997年7月　鹿児島県　　保健福祉部長
2001年1月　保険局医療課　企画官
2003年8月　障害保健福祉部　精神保健福祉課長
2005年8月　健康局総務課　生活習慣病対策室長
2007年8月　大臣官房　厚生科学課長
2010年7月　大臣官房　技術総括審議官
2012年9月　健康局長
2013年7月　退職
2014年4月　千葉県　病院事業管理者（病院局長）就任
2020年3月　千葉県　病院事業管理者（病院局長）退職
2020年4月　厚生労働省　参与（非常勤）
2020年7月　（公財）日本健康・栄養食品協会（JHNFA）理事長

博士（医学）
社会医学系専門医・指導医
千葉大学　客員教授（医療政策学）
厚生労働省在職中に特定健診・保健指導の制度設計、健康日本21（第2次）を担当。