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「コーヒー×健康」で年間3億杯 UCCグループ、2030年までに目指す

 UCCグループが「コーヒー×健康」の分野で2030年までに年間3億杯、売上150億円を目指す。それを通じて「世界中の人々の健康にする」ことを、グループが掲げるサステナビリティ指針の目標に加えた。目標達成に向け、コーヒー由来クロロゲン酸を含む機能性表示食品をはじめとするコーヒー×健康領域の製品ラインナップを拡充する。基礎研究も推進する。UCCホールディングス㈱(神戸市中央区)が22日までに発表した。

機能性表示食品シリーズを拡充

 グループのUCC上島珈琲㈱(同、朝田文彦社長)は、昨年立ち上げた機能性表示食品で構成する『UCC&Healthy』シリーズを拡充する。来月、食後の血中中性脂肪の上昇を緩やかにする働きのあることが報告されている、コーヒー由来クロロゲン酸を機能性関与成分にした『UCC&HealthyマイルドSAP180g』(レギュラーコーヒー粉製品)など3製品(一部製品の関与成分は難消化性デキストリン)を追加し、ラインナップを計4製品に広げる。

 その後も製品ラインナップを増やしていくとみられる。消費者庁が運用する機能性表示食品の届出情報公開データベースによると、UCC&Healthyシリーズは現在6製品が届け出されている。22日に行われたデータベースの更新で、2製品が追加された。いずれも関与成分はコーヒー由来クロロゲン酸。

 UCCグループでは、機能性表示食品のほかに、「カフェインレスのように多様化するライフスタイルに寄り添う製品領域」も含めて「コーヒー×健康」と定義。来月、カフェインレスコーヒーシリーズをリニューアル発売する。

【石川 太郎】

(冒頭の画像:UCC上島珈琲が来月1日に新発売する、機能性表示食品のレギュラーコーヒー粉製品。価格はオープン。同社ニュースリリースから)

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