「クコ」の安全性情報 国立栄研がHFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は1日、素材情報データベース(HFNet)に「クコ」に関する安全性情報を追加したと発表した。
人工心臓弁置換術の手術歴があり、ワルファリン(抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4基質)の長期服用によりINRコントロール良好であった65歳の中国人男性が、目のかすみ改善のためクコワイン20mlを摂取した翌朝に血尿を生じて受診。INR上昇が認められたため、クコワインの摂取を中止し、加療により改善したという。INR上昇を伴う血尿とワルファリンとクコ同時摂取との因果関係評価(Naranjo)は、スコア6(probable)だった。