「オーダーメイドの靴型装具」と偽り、1億1,700万円を不正請求
健康保険組合連合会(健保連)は4日、(株)松本義肢製作所(愛知県小牧市、松本芳樹代表)が、治療用装具の療養費で約8年間にわたって不正請求を行っていたと発表した。
被害は全国で1,642件、約1億1,700万円に上る見通し。これまでに特定できた不正請求は、145保険者の1,163件(不正額は約6,300万円)としている。
健保連によると、同社は簡易加工を施しただけの市販メーカー靴を患者に販売しながら、保険申請時に必要な領収書には「オーダーメイドの靴型装具1足」と記載し、過大な額を受け取っていたという。