㈱ポーラ（東京都品川区、及川美紀社長）はこのほど、第5回「がんアライアワード2022」で最高位のゴールドを受賞したと発表した。同社のゴールド受賞は4年連続。

　「がんあらいアワード」表彰制度は、がんを治療しながら働く人を応援する団体を表彰する制度。「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」（代表発起人：岩瀬大輔氏、功能聡子氏）が中心となり、がん罹患者の味方「アライ（ally）」であることに加えて、がんとともに働きやすい企業であることを宣言し、具体的に取り組むその内容から優れた活動を表彰している。また、表彰されたノウハウを社会全体で共有することで、がん罹患者が治療をしながら生き生きと働くことができる社会を目指している。
　選考会において、各企業の制度・風土を含めて審査を行い、「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の各章を付与する。2022年は、「ゴールド」27社、「シルバー」19社、「ブロンズ」5社の合計51社が選出・表彰された。

　ポーラは、罹患者やその家族、支える人々に寄り添う接客ができるように、全国約100カ所のポーラショップ店長向けに「傾聴力」の研修を実施しており、毎年着実にがんと就労に関する取り組みを進化させている。同社の「がん共生プログラム」は、がんに罹患した同社で働く仲間が仕事を諦めることなく。「就労と治療」の両立をいかに実現できるかを考え、設計したプログラム。同社従業員とその家族、ビジネスパートナーである約3万3,000人（21年12月末時点）のビューティーディレクターに向けて、18年4月から開始し、がんが、より身近なものであるという意識を高める活動を行っている。

（冒頭の写真：同社リリースより）