農林水産省はこのほど、㈱リンガーハット（長崎市鍛冶屋町、佐々野諸延社長）とリンガーハットジャパン㈱（同、福原扶美勇社長）、浜勝㈱（同、山岡雄二社長）の産業競争力強化法に基づく事業適応計画を認定したと発表した。同グループによる24時間冷凍食品自動販売機の全国展開を後押しする。

　長崎ちゃんぽん専門店・とんかつ専門店を中心に事業展開しているリンガーハットグループは、コロナ禍における顧客の外食機会の減少、食生活の変化を踏まえ、新たな食の提供機会を創出するため、冷凍商品の自販機を全国に設置する事業を展開する。

　生産性向上および新需要開拓を目標とした実施期間は、2022年8月～26年2月まで。計画終了年度に総資産利益率（ROA）が基準年度（22年2月期）より5%上回り、冷凍商品自動販売機の売上高が全体の1％以上を目指す。
同グループは目標の達成いかんにかかわらず、「繰越欠損金控除上限の特例」の税制措置が受けられる。

（冒頭の画像：農林水産省のHPより転載）