チリ産ブルーベリーに初の検査命令 検疫所で農薬「テブコナゾール」を検出
厚生労働省は23日、検疫所におけるモニタリング検査の結果、チリ産ブルーベリーおよび同加工品から「テブコナゾール」などの農薬(殺菌剤)を検出したため、輸入業者に対して食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令の実施(全ロット)を義務付けたと発表した。
チリ産ブルーベリーに対する検査命令は今回が初めて。
<違反の内容>
①品名:生鮮ブルーベリー
輸入者:株式会社ワタリ
輸出者・包装者:ALLEGRIA FOODS SPA
届出数量及び重量:480 CT、720.00 kg
検査結果:テブコナゾール 0.05 ppm 検出(基準:0.01 ppm)
届出先:東京検疫所
日本への到着年月日:2023年12月11日
違反確定日:2023年12月21日
措置状況:一部販売済み、残余廃棄
②品名:冷凍ブルーベリー
輸入者:イオントップバリュ 株式会社
輸出者・包装者:VITAFOODS SPA
届出数量及び重量:4,273 CT、21,361.00 kg
検査結果:テブコナゾール 0.02 ppm 検出(基準:0.01 ppm)
届出先:横浜検疫所
日本への到着年月日:2024年7月27日
違反確定日:2024年8月19日
措置状況:全量保管中
※上の図は、チリ産ブルーベリーの輸入実績の速報値(23年4月1日~24年8月18日)