講演:㈱ウェルネスニュースグループ 記者 藤田勇一
解説:東京大学名誉教授 (公財)食の安全・安心財団 唐木英明 理事長

説明:機能性表示食品の届出がハイピッチで進んでおり、1月5日現在で3,610件になった。特に昨年12月だけで117件、今年は年頭1月4日早々に20件が公表された。また、新たに免疫機能を訴求した届出の公表や、新規成分を機能性関与成分とした届出など、新傾向もうかがえる。

一方、医薬品リストに収載されている「γ-オリザノール」を機能性関与成分とした商品や、システマティック・レビュー(SR)に基づく科学的根拠であるにもかかわらず、「機能があります」とストレートに表示した届出商品が撤回に至るなど、おや?と思わせる動きがある。

本取材報告会では、2020年の機能性表示食品届出の状況と行政の考え方について、現段階で伝えられる情報を報告し、東大名誉教授で(公財)食の安全・安心財団の唐木英明理事長が同制度の課題について論考した。

内容:「機能性表示食品の届出をめぐる最新動向」
・2020年の届出状況 公表&撤回
・「γ-オリザノール」を機能性関与成分とした届出
事業者・消費者庁・厚労省・東京都の反応
・SRなのに「機能があります」表示をめぐる撤回劇