WNG第2回プレミアムセミナー 【8/26】紅麹サプリ事件を巡る行政と事業者の動きは?
(株)ウェルネスニュースグループ(WNG、東京都港区)は26日、プレミアムセミナー(全4回)の第2回目を開催する。「行政と事業者の動き」をテーマに、東京大学名誉教授で食の信頼向上をめざす会の唐木英明代表と、WNG担当記者が解説する。
「健康食品の歴史は“その他のいわゆる健康食品”をなくす歴史」とする唐木氏は、明治前後の歴史から現代までの健康食品規制を振り返り、46通知による錠剤・カプセル形状サプリの規制と緩和、いわゆる健康食品が抱え続ける問題の根深さ、機能性表示食品制度と特定保健用食品(トクホ)制度の違いなど、健康食品を取り巻く複雑な法制度を概観する。
業界が抱える小林製薬「紅麹サプリ」がもたらした健康被害事故の原因を分析し、科学者としての立場からその解決策を提示する。
WNG石川太郎記者は、昨年から動き始めた旧平成17年通知「『錠剤、カプセル状等食品の適正な製造に係る基本的考え方について』及び『錠剤、カプセル状等食品の原材料の安全性に関する自主点検ガイドライン』」(令和6年3.11改正通知)と同14年通知「健康食品・無承認無許可医薬品健康被害防止対応要領」(同3.13改正通知)を巡る業界動向を振り返りながら、紅麹サプリ事件がもたらした機能性表示食品制度の改正との関係性を紹介する。
9月1日施行が予定されている内閣府令「食品表示基準」、厚労省令「食品衛生法施行規則」において、健康被害情報の収集・報告義務化に関するスキームについて、現場記者の視点で分かりやすく整理する。
WNG田代宏記者は、行政機関はなぜ「府令・政省令の改正」にとどめたのか? なぜ解決を急いだのか? 紅麹サプリ事件では「何が問題だったのか?」、7月23日に小林製薬が公表した事実検証委員会による「調査報告書」に基づきながらその原因を探る。
また、今年39年目となるJAL123便御巣鷹山墜落事故における「航空事故調査報告書」(運輸省航空事故調査委員会)を引き合いに、ジャーナリスト的視点から、両報告書を巡る意外な類似点に迫る。
<プログラム>
テーマ「行政と事業者の対応」
唐木英明東大名誉教授
・健康食品制度の歴史と現状
・健康被害を起こしているのはどれ?
・健康被害を防ぐための行政の動きは?
WNG石川記者
・健康食品の安全性確保を巡る「2大通知」と機能性表示食品制度改正の関係
・健康被害情報の収集・報告義務化を整理する
WNG田代記者
・事業者の現状、事件への対応と課題
・なぜ府令・政省令なのか?
・何が問題だったのか? 当時の問題点のおさらい
解決を急ぎ過ぎた国~目的は何処に?
・「紅麹サプリメント」のウソ・ホント
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