新生DHC、CEOに元オルビス社長 髙谷成夫氏が就任、代表取締役3人体制に
㈱ポーラ・オルビスホールディングスの取締役、オルビス㈱の代表取締役社長、ライザップ㈱取締役などを歴任してきた髙谷成夫氏が、㈱ディーエイチシー(東京都港区。以下、DHC)の代表取締役会長CEO(最高経営責任者)に就任した。DHCグループの経営全般を統括する。
就任は今月3日付。DHCは今後の経営を、髙谷会長CEOを筆頭に、宮崎緑・代表取締役社長COO(最高執行責任者)、小髙弘行・代表取締役副社長の3人体制で進める。
宮崎氏、小高氏はそれぞれ今年1月より現職。宮崎氏は1993年にDHCに入社、21年に取締役副社長に就任しており、内部昇格するかたちで社長に就任していた。小髙氏は2004年にオリックス㈱に入社。オリックスが出資するフジタ製薬㈱、ささえあ製薬㈱など製薬企業4社の取締役との兼任となる。
DHCは今年1月、オリックスの傘下に入るとともに、創業者で代表取締役会長兼社長の吉田嘉明氏が退任していた。
新たな経営体制下での役員構成は、代表取締役3人を除いて13人。そのうち監査役を含め8人をオリックスが派遣している。
DHCでは、新経営体制への移行を「第二創業」と表現。「社会と協調し、さまざまなステークホルダーへ貢献するとともに、持続的な社会の実現に向けた活動を推進する」などとしている。新経営体制の発表に合わせ、環境保全や社会倫理の尊重などの定めを盛り込んだ行動指針も公表した。
(冒頭の画像:DHCの代表取締役3人。左から髙谷会長、宮崎社長、小髙副社長。同社提供)