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【YouTube】消費者庁、詐欺的定期通販「リベラ」に業務停止命令

 消費者庁は16日、黒幕として詐欺的定期通販を主導した北原紘高に9カ月の業務禁止、また、関連法人3社が過去に行った詐欺的行為を統括していた㈱LIBELLA(リベラ/東京都新宿区、北原紘高社長)に対して、9カ月の業務停止を命じたと発表した。

 過去に詐欺的行為に関与した関連法人とは、㈱GRACE(グレース/江頭竜輔社長)、㈱wonder(ワンダー/三品考史社)、㈱Kanael(カナエル/山口稜世社長)の3社。

<『麹の贅沢生酵素』で是正指示>

 グレースは、ダイエットサプリメント『麹の贅沢生酵素』をウェブサイトで販売。「初回完全無料贅沢コース」と「贅沢おまとめコース」により、定期購入契約を行っていたが、「ボタンを押すと申し込みが完了することがわかりにくい」、「消費者に誤認を与える」として、消費者庁は特商法違反と認定、2020年1月21日に表示の是正などを指示していた。

<『麹まるごと贅沢青汁』で業務禁止&停止命令>

 ワンダーは、ダイエットサプリメント『麹まるごと贅沢青汁』をウェブサイトで販売していた。こちらも、申し込みの最終確認画面に「解約通知がない限り、無期限に契約が継続する」旨を明記せず、解約条件についても、消費者が認識できない小さな文字で書くなどしていた。消費者等は同8月6日、6カ月の業務停止命令を出した。また、同社代表の三品は「お飾り的社長」に過ぎず、事実上、取引を主導していたグレースの江頭竜輔に6カ月の業務禁止を命じた。

<バストアップサプリで業務停止命令>

 カナエルは、バストアップサプリ『True up(トゥルーアップ)』をウェブサイトで販売。「初回無料」、「いつでも解約OK!」などと表示する一方で、2回目受け取り前に解約した場合には、商品本体価格と送料の支払いが必要となる解約条件を設定していた。
 また、最終確認画面にあるリンク先にしか解約条件を表示しておらず、リンク表示自体、申込完了ボタンより下に、同ボタンの文字・初回の合計金額部分などと比べて小さく、かつ目立たない色調で表示しているため、リンク先のページに解約条件が記載されていることが容易に分からなかった。さらに、購入者から解約通知がない限り、契約が継続する無期限の契約であることが明記されていなかった。消費者庁は「顧客の意に反して契約の申し込みをさせようとする行為」(特商法第14条・16条)として同12月17日、同社に6カ月の業務停止命令を下した。

<北原代表が関連法人3社に出資・資金提供>

 消費者庁の調べによると、リベラの北原代表は、これらの関連法人設立の際に18年10月以降、出資または資金提供を行い(カナエルに対して全額出資、ほかの2社に対して資金提供)、リベラの従業員をその役員に就けていた。また、リベラの関連法人が商品の仕入先または製造委託先の事業者に対し負担する代金の支払い債務を連帯保証するほか、リベラの関連法人が行う通信販売による利益状況などをリベラの内部で広く共有し、その事業方針をリベラの従業員に具体的に指示していたという。
 さらに、関連法人が販売する商品の開発や製造に関わる業務、ウェブサイトにおける表示を含む商品販売に関わる業務、顧客対応に関わる業務などを管掌し、関連法人の通信販売事業をそれぞれ統括していたとされる。

 以上のことから、リベラは関連法人3社と連携共同し、少なくとも2019年10月28日から20年10月21日までの間、断続的に特定商取引法に抵触する行為を行っていたとし、前述の処分に至った。
 消費者庁によれば、リベラはこれらの関連法人3社以外とも関りを有している可能性があるとしている。

 
【田代 宏】

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