消委・食品表示部会、「食品表示の全体像」報告書を取りまとめ

 食品表示のあり方を検討してきた消費者委員会食品表示部会は1日、「食品表示の全体像に関する報告書」を取りまとめた。一部修正し、今月中に消費者委員会本会議へ報告する。

 容器包装に記載する表示事項の増加を背景に、消費者からは「読みにくい」「わかりにくい」という声が聞かれる。また、アレルギー表示などの安全性に関する表示が、目立たたなくなるといった弊害も出ている。このため同部会では、容器包装に優先的に記載する表示項目や、ウェブを活用した情報提供のあり方を議論してきた。

 報告書は、表示項目の優先順位について、消費者ニーズが多様なことから「容器と容器以外とに仕分けるには慎重であるべき」という現時点の結論をまとめた。ウェブの活用についても、中小企業などの実行可能性をはじめとする多くの課題があるため、引き続き検討するとした。

 今後の取り組みとして、一括表示の実態や、消費者にとってわかりやすい一括表示を把握するために、消費者庁に調査を依頼する方針を示した。調査内容については「『わかりやすさ』の定義に向けた科学的アプローチに基づく調査」、「空間的情報量に関する調査」、「ウェブを用いた食品表示を検討するための現状調査」の3種類を提案している。

 また、将来的な選択肢の1つとして、法律に基づいて「容器に記載する表示事項」と「ウェブで提供する表示事項」を完全に分けるという考え方も示した。

(写真:1日に開催された食品表示部会)

【木村 祐作】

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