日本雑穀協会、第1回「国産雑穀原料流通情報交流会」を開催

<雑穀の健全な産地と市場の形成を両輪に>

 (一社)日本雑穀協会(倉内伸幸会長)は25日、第1回「国産雑穀原料流通情報交流会」を製粉会館(東京都中央区)で開催した。需要が高まる一方で、生産量が減少傾向にある雑穀をめぐる諸課題の解決に向けて、生産者と企業が交流する場を設け、健全な産地と市場の形成を図ることを目的とする。

 事務局によると、雑穀について「生産者所得が向上しない」、「栽培方法や種子の情報を共有したい」、「生産者の高齢化により技術が継続できない」、「信頼できる企業との契約栽培につなげたい」といった課題が挙がっている。

 事前のアンケート調査によって収集した「昨今の天候不順で必要数量を確保できない」、「価格が上昇し、国産使用を見送っている」、「品質が安定しない」、「消費者のニーズはあるものの外国産に頼らざるを得ない」といった企業側の課題も報告された。

 

<雑穀の品種選定と機械化を図った実績を紹介>

 岩手県農業研究センター県北農業研究所作物研究室の長谷川聡室長による講演「岩手県における雑穀研究の取り組み」も行われた。

 長谷川室長は、雑穀の優良品種の選定や雑穀苗を機械で移植できるように田植え機を改良し、畑でも使用可能にした実績を紹介。また、農研機構の2019年度のイノベーション創出強化研究推進事業で、ルテインを多く含むといった機能性の強化や、一般に普及しているコンバインでも収穫できるように品種を改良するなどの方向性を説明した。

(写真:講演中の岩手県農業研究センター県北農業研究所作物研究室の長谷川室長)

【越中 矢住子】

 

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