ロート製薬副社長 ジュネジャ氏インタビュー

機能性表示食品の開発・販売に注力しているロート製薬だが、アグリ・ファーム事業を立ち上げるなど、地域創生のCSR活動にも熱心。取締役副社長のジュネジャ・レカ・ラジュ氏に、機能性表示食品の販売状況や差別化戦略について話を聞いた。

 

<消費者の理解を得る努力が不可欠>

――機能性表示食品の開発に至った理由は?

ジュネジャ 日本は、世界のなかで機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)などの制度・文化の分野をリードしてきた。機能性表示食品制度については2015年のスタート後、安全性や機能性関与成分に関する要件も徐々に厳しくなってきが、各社が資金を投入してこの分野に力を入れている理由は、1つには薬の売上だけに頼らない製薬会社になろうという戦略があると考えている。

 薬や医療の進歩だけに頼って健康寿命を伸ばしていくことは難しいし、国にも大変な財政負担がかかる。そのなかで優先すべき大切な要件は、病気にならないための予防だ。機能性表示食品のなかには、当社が厳選した成分が入っている。それらを含めて栄養をバランスよく取ることができれば、国民の健康寿命を伸ばす一助になるというのが開発に至った理由である。もちろん、明確なエビデンスを基に開発を行っている。 

――機能性表示食品制度の課題は?

ジュネジャ 国が消費者に向けてPRしているが、一般の消費者にわかりやすく機能性表示食品の意味や意義を理解してもらうことが大切だと思う。一般加工食品も含めた安全性、つまり「日本品質の食品は安全ですよ」と世界中に広めることが大切だろう。もちろん製造過程、国ごとの安全基準の統一など課題は多いが、そこを日本がリードして取り組むことが必要だ。そして我々事業者が、消費者に理解してもらうための努力が不可欠。機能性表示食品とほかの健康食品との違いをわかっていない消費者が大半なので、そこを理解してもらえるための環境づくりが必要だ。

――今後の販売戦略などの方針は?

ジュネジャ 世界中に販売チャネルを広げ、現在では110カ国以上で当社の製品が販売されている。もともとは目薬のブランド企業として知られていたが、今ではスキンケア商品やサプリメントなどのヘルスアンドビューティーケア領域における商品が主軸となっている。これからは医療向けには再生医療、また健康食品の分野にも積極的に取り組んでいく。

――ありがとうございました。

(写真:インタビューに応じるジュネジャ副社長)

【聞き手:田代 宏/文・構成:堂上 昌幸】

※詳細は月刊誌「Wellness Monthly Report №3」(9月末発刊予定)に掲載。

 

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